パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

親も子も無理しない(^o^)受験 オタクな娘の地方武者修行編

我が家の受験パート4は、
エスカレーター式に入学出来る附属大学を蹴って、オタク娘よどこへ行く?編です。

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娘の言動から、附属大学はもう行く気がないな、とわかりました(^_^;)

かと言って、普通の大学で語学だの経済だのを学ぶ気もなさそう…

幸い、都内住みなので、美大は何校か有ります。
基礎は高校で仕込んでもらいましたので、本気で受験するなら対策をとらねばなりません。

我が家から一番近いのは天下の藝大様なのですが、これはジョークの域ですし、弟もつかえているので浪人は論外です(笑)

東京にある美大五つの卒業制作を同時に展示する五美大展というのが有りまして、娘と見に行ってみました。

各大学の雰囲気というか、作品の方向性のような物の違いがわかるかな〜と思いまして…

で、あんまり違いがわからなかったのです💧

個々の作品で思うところは多々有りましたが、それは作家の個性の範ちゅうで、大学ごとの違いがはっきりわかるって感じではありませんでした。

さて、困ったね~と思っていたところ、テレビである地方の芸術大学の作品紹介を観たのです。

ちょっと違うな、と思いました。

東京でアートやってやるぜ! っていうノリではないのです。
素朴というか、温かいというか。



ここかもな〜と思ったのです。

ウチのオタク娘は、東京育ちですが、センスなんて皆無です。
オシャレなデザインやとんがった表現なんて出来ないのです。
出来るのは、ちまちまと自分の世界を表現する事だけです。

この娘が伸び伸び出来るのは、こういう、地方の芸術大学なのかも知れないな~と思いました。

インターネットで調べて、娘に見せると興味を持ちました。
資料請求をして、高2の夏休みには大学の見学会に参加しました。

自然の中の美しいキャンパス、少ない学生、おっとりとした先生方…
ここにする!っと即決(笑)

ウチのオタク娘は決断は早いのです(^_^;)

親も子も無理しない(^o^)
なんて言いましたが、そんなことないですね💧
親は振り回されっぱなしです。

ただ、本人の気持ちが向いていない進路では、いくらお尻を叩いても進んでくれないものです。
自分で望んだ進路なら、努力も出来るはず!

と言う事で、最大限娘を尊重した結果…
AO入試でまたしても早々に進路を決めました。

真面目なので、内申点は悪くないですし
作品を2点提出という課題には、高校の先生方にアドバイスを頂きました。

そして山形で下宿生活する事になりました。

私立美大の学費は私立理系と同等💧
東京の美大よりは割安で良心的(笑)なのですが
それでも、初年度は入学金を合わせて約150万円!
しかも、下宿にもお金はかかります…

すいません、めっちゃ無理してます…

子どもの頃から本人名義で貯めてきた、お祝い金やお年玉、更には学資保険などなど、かき集めて支払いました😓
娘には、通帳を見せて、
「貯金は大学資金に使うから、4年で卒業して必ず就職する事!」
と申し渡しました。
美術・芸術大というとアーティストになるの?
先生になるの?
と聞かれます。
なれる人は良いのですが、向き不向きってありますよね(^_^;)

ウチのオタク娘は、親の目で見てもアーティストでやって行ける才能はたぶん無いし、
性格的に学校の先生も無理です。

それでも、芸術を学ぶ価値はあると思うし、学んで世界が広がるのなら、大学までは親の責任で行かせてあげたいと思いました。

卒業まではやりたい事に専念して、そのあとは自分の稼ぎで生きていく糧にして欲しいのです。