李琴峰さんの「ポラリスが降り注ぐ夜」を読みました。
舞台は新宿二丁目の中でもレズビアン系のお店が集まる〈Lの小道〉界隈。
日本人、台湾人、中国人、両性愛者、同性愛者、トランスジェンダー、恋愛感情を持たないAセクシュアル…
登場人物それぞれが、まったく違う性自認をもち、生い立ちも悩みも立場も違うけれど、それぞれが生きづらさの中で懸命にもがいています。
単純に性的少数者と一括りには出来ません。
みんな、自分が自分らしく生きる、たったそれだけの為に
あらゆる差別を受け、誤解をされ、迫害されて
それでも自分らしさを捨てられません。
それくらいなら死んだほうがマシ。
そういう人たちです。
生きるって、最低限の人権ですよね?
日本は性的少数者の権利を守る法整備がOECDの調査で35ヶ国中34位だそうです。
それなのに、「社会が変わってしまう」からと、制度改正に否定的な物言いしかできない権力者たち…
イヤイヤ、社会を変えるために、大勢の人達が声を上げてるんですよ。
今の社会で人権を与えられてない人達に、人権を認めようよって、望んでいるのはたったそれだけなんですよ。
とは言っても、私は当事者ではないし、何の行動も起こしていないし、ただの傍観者なのですが…💦
それでも、
もしも娘や息子が当事者だったら?
と思った時に
性的少数者だったとしてもそうじゃなくても
自分らしく幸せに生きる事が出来る社会の方がずっとずっと良いじゃないですか🌈
そういう社会を残してあげたいじゃないですか。
環境を破壊して、
アチコチで戦争や紛争をおこして、
すべてのツケを若い世代に丸投げしようとしている大人たちが
多少の変化を容認するくらいしたって
バチは当たらないと思うんですが😓
どうか、あらゆるジェンダーが生きやすい世の中になりますように🌻