パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

秘宝が増えていく…

家族への推しバレを避けるためにも

極力、形ある物は買わない方向で密かに楽しんでいた私の推し活、

舞台「ロミオとジュリエット」のDVDがほぼ唯一の隠し財産だったのですが…

 

ついに、

ついに、手を出してしまいました〜💦

しゃ、写真集に…♥

 

事の起こりは

我が推し、高杉真宙くんの俳優業15周年記念フォトブック発売決定のお知らせです。

発売は2024年夏予定。

からめてのイベントも?と、期待は高まり…

それはね、絶対買いますよ!

それは即決なんですが…

 

そうなると、

今まで必死に気にしないように

意識の外に追いやっていた過去の写真集たちが、俄然気になってしまって😅

 

 

役者としての真宙くんの存在感もさることながら

被写体としての彼の美しさと言ったら

ネットでちょっと検索しただけでも

恐ろしいほどの画像が続々と見られちゃう訳で、

今まではそれで良しとしていた私ですが。

 

15周年の写真集を買うのに、10周年のカレンダーは要らないの?

二十歳の写真集や、フォトエッセイ集は要らないの?

要るよね?

欲しいよね!?

と、欲望が止まらなくなりまして💦

 

辛うじて、まだ新品をGET出来る書籍だけですが、ポチッとしてしまいました(笑)

 

そして届いた3つの秘宝✨

 

·二十歳の真宙くんを7人の写真家が撮り下ろした写真集

👑「20/7」(2017年発行)

 

·64ページのボリューム&クオリティでカレンダーというよりもはや週替りブロマイド

👑「高杉真宙10thメモリアルカレンダー」(2019年発行)

 

·3年間の連載『漫画喫茶·タカスギへようこそ』に撮り下ろし写真も収録した

👑「僕の一部。」フォトエッセイ(2021年発行)

 

どの年代の真宙くんも美しくて清潔感にあふれていて

まさにお宝です♥

 

ああ、ドケチの私はどこへ行ってしまったんでしょう?

いやいや、真宙くん費は特別会計枠ですから、良いんですけども…

 

またまた、家族への秘密が増えてしまった私です💦

「本を守ろうとする猫の話」の話

夏川草介さんの「本を守ろうとする猫の話」を読みました。

 

私は本が好きですが、読書家でも有識者でもありません。

好きなジャンルも作家もバラバラだし

読みたいと思った本をつまみ食いするように読むので

良く言えば一期一会、

悪く言えば行き当たりばったりの

超ライトな本好きです。

 

対して、

この物語の主人公·夏木林太郎は

二人暮らしだったお祖父さんを亡くし、

そのお祖父さんの遺した古書店で無気力に

暮らす引きこもりの高校生。

古書店の骨太な古典の蔵書をきちんと把握していて

同級生の女子にオースティンの「自負と偏見」をオススメするような

生粋の読書家です。

 

いろんなことを諦めかけていた彼の前に現れた不思議な猫に導かれ

林太郎は本を助け出すために迷宮に足を踏み入れます。

 

 

私は林太郎ほどの読書家ではないけれど

「本が好き」この気持ちは同じです。

どうしたら迷宮の本たちを救い出せるのかと言う問いは

それは、「なぜ本が好きなのか」と自問する事でした。

 

迷宮を一つ開放する毎に

林太郎の閉じていた世界も少しずつ開いて行きます。

 

そして、最後の迷宮で林太郎が見つけた「本の持つ力」が

私の中の漠然とした「本が好き」の理由にピッタリと重なり、

「ああ、そうだったか〜! うんうん、そうだよね!!」

と、初めて言語化されたような気がしました。

 

見ず知らずの作者の言葉で、初めて気付かされる心の声があったり

立場も境遇も違う登場人物と気持ちがシンクロしたり…

 

これだから、読書は楽しいんですよね♥

「R·E·S·P·E·C·T」をあなたに、そして私に

ブレイディみかこさんの「R·E·S·P·E·C·T」を読みました。

 

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」で

初めて彼女の作品とイギリスの貧困問題を知りましたが、今作はノンフィクションではありません。

 

2014年にロンドンで実際に起きた公営住宅の空き家占拠·解放活動をモデルにした小説です。

始まりはホームレス用ホステルの退去要請を受けたシングルマザー達が、

居住する権利とリスペクトを求めて「E15ロージズ」を結成する所から始まります。

 

日本でもシングルマザー&シングルファーザーの貧困問題は深刻ですが

イギリスでも同じように子どもを抱えて困窮している家族がたくさんいるのです。

 

作中にはアナキストやアクティビストと言う言葉も出てきて

それがどういう活動をする人なのか

私には正直分からなかったのですが

 

物語に出てくるジェイドも史奈子も

もともと活動家だった訳ではありません。

 

ただのシングルマザーで、

ただの新聞記者で、

自分が世の中を変えられるとも

政治を動かせるとも思っていなかった人達が

声を上げ、連帯する事で

立場が違う者同士でも助け合いリスペクトしあえると実感して行くのです。

 

いつまでも弱者として庇護され、支配されるのでは無く、

自分達の力で成し遂げる強さを手に入れた彼女達のかっこいい事…✨

 

 

世界中の女性達にパンと薔薇を!

🍞&🌹

 

 

 

 

 

 

お嫁くんと妄想ごはんとPICU

高杉真宙くん出演の冬ドラマ「となりのナースエイド」が終わってしまい

心にぽっかり穴が空いた気分でしたが

その穴を埋めるように

Tverで「私のお嫁くん」「ホメられたい僕の妄想ごはん」の配信が始まりました!

やった〜🌸

 

さらにスペシャルドラマとして

「PICU2024」が放送されました♥

久しぶりの矢野先生もキリッとしていて素敵でした。

 

真宙くんの演じるどの役柄も

愛しくてならないのはなぜなんでしょう?

 

我ながら、

ちょっとどうかしているとは思いますが…

 

良いんです!

誰にもカミングアウトは出来ないけれど

自分の気持には正直に生きるんです!!

 

今日も、大河ドラマ「光る君へ」で

ほんの少しだけど真宙くん出演のシーンがあって

それだけでうれしい😄

 

TVに露出していない時でも

ご本人は

超多忙で休む暇もない状況だと思うけど、

ファンからすると

次作が待ち遠しくて仕方がないんですよね〜💦

 

体は壊さないで欲しいけど

良い作品にいっぱい出てほしい!

 

ホントに欲張りでごめんなさい。

 

しばらくはTverで大人しくリピートしてますんで

近いうちに新作のお知らせが聞けるとうれしいなぁ♥

分厚い本の分厚い魅力

京極夏彦先生の「鵼の碑」を読みました。

 

京極夏彦先生と言えば新刊が出れば

作品の内容もさることながら

その物質的な厚み、重量が話題になる

稀有な超人気作家さんとして有名です。

 

私も「姑獲鳥の夏」から読み続けていますが

複雑な構成と許容オーバーな情報量と畳み掛ける憑物落としに

読後は毎度煙に巻かれた状態で

「一体何を読まされたんだ…」

と放心しつつも、

名物キャラクター達にまた会えた喜びを噛みしめる…それの繰り返しです。

 

今作「鵼の碑」も出版後は

「ほぼ鈍器」とまずその厚みが話題になりました(笑)

 

うん、厚いです。そして重いです。

文庫とハードカバーと同時発売なのは

やはりハードカバーは重すぎる(重量的に)という民に向けての配慮もあるかと思います。

いや、文庫も厚いですから(笑)

 

そして情報量も半端じゃないですから。

途中何度挫けそうになった事か…

でも、読めちゃうんですね〜(笑)

 

それはやはり語りの上手さというか

章ごとにキャラクターが入れ替わり

それぞれの見ているもの感じていることを語りつつ

近づけそうで近づけない真相に

あ〜も〜、こんがらがった~

誰かなんとかして〜

 

という最後の最後

あの分厚い本の最後の数十ページで見事に収束して憑き物を落としていく

その瞬間に辿り着きたいが一心で読めちゃうんです(笑)

 

人気のキャラクターは相変わらずで

シリーズを読んでいる人なら

ニヤけてしまうやり取りも有りつつ

今作登場の緑川佳乃女史も魅力的♥

ただ、名探偵榎木津礼二郎

どんどんアホさ加減が加速しているような気もしますが…💦

個人的には今作は木場の旦那のカッコ良さが際立ちましたね♥

 

 

京極夏彦先生、やっぱりすごいです。

モーモーチャーチャーと墓参り

春分の日に、

静岡の実家の墓参りに行ってきました。

 

愛知に住む姉と私と娘、

そして母の女子会です。

 

午前中に墓参りを済ませ

お昼は出前のお寿司🍣

私は成城石井でデザートを買って行きました。

成城石井は普段は見るだけで

買い物はあまりしないのですが(ケチなので😅)

 

せっかくなのでちょっと変わったデザートを…と選んだのは

モーモーチャーチャー

黒糖ゼリー&わらび餅と

ザクザククランチが乗ったドライフルーツ入りの濃厚チーズケーキと

モンブランプリン☺

 

そう。

モーモーチャーチャーって何なのよ?

って話ですよね(笑)

 

どうも東南アジア系のスイーツらしいのですが

解説しますと

ココナッツミルクの柔らかいプリンに

甘く煮たお豆とさつまいもとモチモチしたお団子がトッピングされています。

 

女子4人で少しずつシェアしながら

四種のデザートを食べて

「美味しい〜♥」ともりあがりました!

 

実は

実家で一人暮らしの母の

長い付き合いの友人が最近亡くなり、

母のメンタルを心配していたのですが

少しは元気が出てたら良いな〜と思います。

 

父の墓参りはチャチャっと済ませるくせに…

我が家の女子会は「墓より団子」です(笑)

 

 

 

「スロウハイツの神様」を読みました

辻村深月さんの「スロウハイツの神様 (上)(下)」を読みました。

 

読後の感想は一言「さすが…!」

文章もキャラクター造形も構成も、辻村深月さんならでは、唸りたくなるほど見事です。

 

その中の一文

『口に出せないくらい好き、とか。簡単に名前が出せないくらい大事、とか。そういったことが人間にはある。』

これが、

ド直球で私の胸に刺さりました。

 

大事すぎて、誰にも見せたくない自分の気持ち。誰にも触れられたくない神聖な感情。

仲間内でキャーキャー言うのとはまた違っていて。

私の中にも未だどっしりと居坐っている乙女心、そのものを言い表しているんです。

 

これは

そんな気持ちを大切に、いろんな物を削りながらも、創作に打ち込んだクリエイター達の物語。

 

エピローグで正義が語る言葉、

「まぁ、なんていうか。あらゆる物語のテーマは結局愛だよね」

これがすべてかも知れません。

 

環の長い長い初恋と

コウちゃんの深くて不器用な愛が

いつか報われますように。

 

そう願いたくなる、愛の物語でした。