パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

諦めない!ロミオとジュリエット♥

先日、

コロナ感染による隔離報告と共に

高杉真宙主演舞台「ロミオとジュリエット」からの戦線離脱の運命を受け入れたかに見えた私です。

 

否、確かに一度は諦めました。

チケットは無駄になってしまったけど

それも切ない思い出として

しおりにでもしようと😭

 

インターネットに上がるゲネプロ動画を観ては

あんな真宙くんやこんな真宙くん

観たかったなぁ〜とため息をつく日々。

 

コロナの待機期間は身体はダルいですが

ムダに時間があるので

ふと、待機期間明けの公演日にチケットは余ってないものか?

と、サイトをチェックしてみたら…

私の都合と合う日程が残席わずかながらチケットが取れたのです!

 

と言っても、

2階席のほぼ最後尾でしたが😅

 

でもね!

もう、ちっちゃい事気にしない!

 

だって、もう観られないと思ってたから…

こいつは九死に一生を得たってやつでは?

と、速攻ゲットしました✨

 

よっしゃ~🙌

 

そして、行ってきました!

待機期間明けとはいえ、まだ咳の抜けない身で…😷

でも、観劇中に皆さんのご迷惑にならないように

龍角散のど飴を大量にポケットに詰め込んで…💦

 

今回の舞台、客席の通路を通って登場したり退場したりする演出が多数あり、一階席の方はかなりドキドキされたのでは?

 

実はコロナでムダになった日の席は一階席の通路寄りで(後部席だけど)

あの時行けていれば

すぐ側を真宙くんが駆け抜けていたんだな〜と残念😭

 

また、舞台セットが2階建てになっていて

舞踏会のシーンやバルコニーのシーンだけでなく、

闘いのシーンや最後の嘆きのシーンまで

立体的に演出されていて、見せる工夫がされているなぁと思いました。

 

ジュリエットに一目惚れして夢中になってしまうメロメロなロミオと、無邪気で子どもっぽいのに小悪魔的な魅力でロミオを振り回すジュリエット。

十代の二人だからこその幼さや一途さや拙速さ。何しろ、出会った次の日には結婚しちゃいますから。

 

前半、秘密に結婚するまでの幸せモード全開の二人は、可愛らしくて幸せいっぱい♥

 

真宙くんは「十代のロミオを演じるには27歳はギリギリ」だと言っていたけど、本当の十代の役者さんにはあのラブラブモード全開の演技は生々しすぎて無理なのでは?と思いました。

大人の役者が演じるからこそ、子どもっぽさや恋に夢中になる感じをリアルに演じられていたように思います。

 

そして後半、ロミオが追放となり物語が悲劇へと向かっていくと、苦悩や嘆きの表現では、ロミオもジュリエットもガラリと雰囲気を変えていきます。

 

悲嘆にくれながらも、手放したくない恋にすがるように、愛し合う二人。

藤野涼子さん演じるジュリエットの激しさ、一途さが、ロミオの心をさらに強く引き寄せるようでした。

別れに心を引き裂かれそうな二人のやりとりは美しくて、2階最後尾から双眼鏡で必死のガン観(笑)

 

この別れのシーンは真宙くんもインタビューで好きなシーンとして上げていた場面で、ゲネプロ動画にもほとんど出てこなかったので、生で観られて良かった〜😭

 

そして、クライマックスの墓場での場面。

ジュリエットの死を聞き、霊廟に忍び込み、後を追うため毒薬を飲み、口づけをしながら息絶えるロミオ。

仮死状態だったジュリエットが目を覚ますと傍らにはまだ温かいロミオの亡骸が…

そして、ジュリエットも自ら短剣で胸を差し、ロミオを抱きしめながら死んでしまう。

 

ストーリーは分かっていても、演者の熱量に引き込まれ、二人の寄り添う姿も美しくて。

 

ああ、無理して観に来て良かった!

 

実は、演者の体調不良のため休演が続いた後の、再開日だったこの日。

代役により再開が出来て、本当に良かったです。

 

カーテンコールまで、しっかり堪能しました。誰一人かけても、この舞台の幕は上がらなかったんだな…と思います。

 

まだまだ長い公演は続きますが

最後まで体調万全に完走して頂きたいです✨

コロナになった私だからこそ、痛感してます💦