パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

白髪の思い出

娘の頭に1本の白髪を見つけて

「白髪あるよ」

と言ったら

「切って〜」

と言われました。

 

食事中だったので

「食べ終わってからね」

と返したのですが

ふと、子供の頃の事を思い出しました。

 

たぶん小学生か中学生の頃です。

姉は中学生くらいから

ポツポツ白髪が生え初めていて

私に白髪を抜いて欲しいと頼んで来ることがありました。

 

けれども、

私は面倒がってたまにしか抜いてあげなかったんです。

 

今思えば、

10代の女の子が白髪を気にしない訳がないし

きっと切実なお願いだったんだと分かるのに

当時の私には

その気持ちを思いやることが出来なかったんですよね…

 

歳を取って、

なんの脈絡もなく思い出す事柄で

そういう小さな後悔がよみがえります。

 

なぜ、親切に出来なかったんだろう。

思いやりがなかったんだろう。

なんて、優しくない人間なんだろう。

そう思うと、劣等感でいっぱいになります。

 

大人になった今では

私も姉もヘアカラーでいくらでも誤魔化せますが

昭和の学生にはそれも難しかったからこそ…

白髪くらい抜いてあげれば良かったじゃん!

と、当時の自分に言ってやりたいです。

 

 

後悔したってどうにも出来ない事だからこそ

忘れられないのかもしれませんね。