パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

言いたいことはいっぱいあるぞ

政府が出した「子ども三人以上扶養していれば大学の授業料と入学金を無償にする」という案。

 

これについて、なんだかとってもモヤモヤしています。

 

いや、

今すでに三人以上お子さんを扶養してらっしゃる方には朗報だと思いますし、

この少子化の時代に育児をがんばって来られたご家族を尊敬しますし、

良かったですね〜ともおもいますが。

 

でもね、

これで「じゃあ、二人目、三人目生んでみよっか!」って思う家族、何組いますかね?

 

少子化対策って、これから子どもを生んで育ててもらうための対策ですよね?

 

たとえ一人でも、18歳まで育てるのが、大変なんですよ。

 

だから、子どもを生むことを諦めたり、考えられなかったりする人達がいるんだと思うんです。

 

子ども一人でも、二人でも、安心して子育て出来るって思える社会にしなければ、出生率なんて上がらないと思います。

 

少子化対策って、

そもそも一人も産めないと思ってる人達にアピールするべき政策だとと思うんですよ。

「国が全面的にフォローするから、安心して産んでください」って言いましょうよ。

 

例えば、

出産費用を無償化するとか

親の就業状況にかかわらず希望者は全員保育園に預けられるとか(貧困や虐待を把握し保護する役割にもなるし)

小中学校の給食費を無償化するとか

 

大学に入る前に必要な制度はいっぱいありますよね?

 

それをやったうえで

国公立大学の学費無償化と私立大学の給付型奨学金(希望者全員に)

というのが当然の流れではないでしょうか。

 

 

「異次元の」なんて言うならこれくらいの大風呂敷を広げて欲しいもんです。