パンダすみれのひとりごと

日々のお気に入りをつづります

「名前」とは

黒川裕子さんの「#マイネーム」を読みました。

 

黒川さんの作品を読んだのは初めてです。

図書館の子ども向けオススメコーナーにあって

表紙に惹かれて手に取りました。

主人公は中学校1年生になったばかりの明音と書いて「みおん」。

 

児童書というよりヤングアダルト向けかも知れません。

 

物語の中では中学1年生の子どもたちが

それぞれの生い立ちや考えから

自分の名前や呼ばれ方について

不満やモヤモヤを抱えています。

 

実際は名前だけではなく、なんでもかんでも大人たちが決めること

自分たちの意見なんかは気にもされないこと

そういうこと全部に納得がいっていないのですが

入学直後に学校が勝手に始めた

「SUNさん運動=アダ名や名前呼びを禁止し、苗字+さん呼びに統一する」に対して反発し

SNSの中で連帯し対抗し始めます。

 

「名前」や「呼び名」については

私も個人的にいろいろ考えていた事もあり

どんな切り口で描かれているのか興味深く読みました。

 

とてもおもしろかったので

ネタバレは書きません。

 

私が好きだな〜と思ったのは

 

千葉県銚子市が舞台という事もあり

登場人物たちがナチュラルにご当地訛で会話しているところ。

キャラクターも画一的じゃなく

大人も弱かったり情けなかったり

時には頑張ったり

大人も子どももそれぞれがなやんでいるところ。

 

 

子どもはもちろん、大人にもオススメです♥

特に、中学生のお父さんお母さん、是非読んでみて下さい。

そして、気に入ったらお子さんにもオススメしてくださいね 😄